Apple Intelligenceの要約機能で時短

 iPhoneなどの「メール」アプリでは、メールの要約や、返信メールの作成といった機能が利用できる。返信が繰り返されて長くなったスレッドの場合は、全体を参照して経緯や要点をピックアップしてくれるため、あとからまとめてメールを確認する際にも役に立つ。

 Apple Intelligenceは、ユーザーの行動や操作に応じたタイミングで、有用な機能や解決手段がシームレスに提供される点が特徴だ。

 一例を挙げると、これまでのメールの一覧画面では送信元、タイトル、本文の冒頭2行程度が表示されるだけだった。Apple Intelligenceを有効にしておくと本文の代わりに要約が表示される。これによって重要なメールかどうかを、一覧を見るだけである程度判断できるようになった。

Apple Intelligence、ビジネスで便利に使い倒す方法
(画像=メールを開き、上部にある「要約」をタップすると、本文やスレッド全体をまとめてくれる、『Business Journal』より 引用)

 標準のWebブラウザー「Safari」でも要約機能が使える。内容を素早く把握するのに便利な機能だ。画面表示を「リーダー」モードに切り替えると、画面上部から要約機能が利用できるようになる。

Apple Intelligence、ビジネスで便利に使い倒す方法
(画像=要約機能は標準のWebブラウザー「Safari」からも利用可能だ、『Business Journal』より 引用)

 Apple Intelligenceの機能はAPIを通じてサードパーティ製アプリにも提供されるが、既に対応済みの標準アプリを利用する価値が高まった。