■収益目的の撮影は禁止

――そもそもディズニーランド・ディズニーシーは「収益目的の撮影は禁止」です。今回は“ルール違反”の行為ですが、なにか罰則はあるのでしょうか。

齋藤:“ルール違反”であることに対し、そのルールは、たとえば退去命令などを定めているかどうかが問題になります。

収益目的での動画撮影の禁止は、来場者だけが享受できる、来場者だけが楽しめることを目的として、園が設営されているはずですから、場合によっては賠償責任に発展しても何ら不相当ではないでしょう。

ディズニーランドは、その評価上ある種特殊な場所であることは尊重されなければならないと思います。もちろん、ディズニーではない空間でも、同様のことはありえるのでしょうが、ディズニーランドが守ってきたもの、誇りにしてきたものに対し生じる害悪は、はかりしれないのではないでしょうか。

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今回のように収益目的のユーチューバーが、許可なく撮影している動画はいまだに見られます。軽い謝罪で許されることではないと認識してほしいものです。

【弁護士 齋藤健博】

自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。セクハラや、浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・長谷川 瞳)

提供元・Sirabee

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