■近隣住民から「ラップバトルが迷惑」と苦情

「ラップバトル禁止」の張り紙を掲出した経緯について、水とみどり課の担当者は「数年前、近隣の方々より苦情があったため設置いたしました。当時はラップバトルが流行し始めた頃で、駅前などでは数人でラップの掛け合いをしている若者達をよく見かけた時期でした」と振り返る。

また、張り紙を掲出した場所は高架下の緑道で、人・自転車専用通路となっていることが判明。

こちらを踏まえ、担当者は「幅員が狭いため、利用者・近隣住民より『ラップバトルをしている横を通りづらい』『接触事故の恐れがある』『音がうるさい』などの苦情がございました」「現場を確認すると、ここでラップバトルをした場合、確かにその様な状況になると考えられました。また、周辺の落書きが余計に苦情者の印象を悪くしていると感じられました」と、問題点について説明してくれたのだ。

こうした事情があり、当該場所でのラップバトルを止めてもらうよう、件の張り紙を掲出したワケである。