確信しながら巻き上げるが、魚体がでかすぎて消波ブロックの隙間から抜けない。5分間ラインテンションを張り、暴れたタイミングで一気に引き抜いた。

釣れたのは23cmのデカサゴ。丸々と太った魚体のフォルムは球体に近く重みがある。後でさばいて判明したがベイトはカニ。以前はマイクロベイトがメインだったので季節の移り変わりを感じる1匹となった。

消波ブロック帯の穴釣りで24cm頭に良型カサゴ5匹を手中【三重】春のカニパターンで連発丸々と太った23cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

24cmの良型カサゴをキャッチ

その後、クリアウォーターの影響で警戒心が高くなり、水深3.5m以上の深い穴でだけアタリがある。誘いは入れずボトムレンジをキープして2分ほど待つと反応があるので、待ちの釣りが続く。

ぼちぼちと釣れてサイズは全て17cm以上と良型が多い。思わず20cm以下は小さいと感じるほどサイズ感覚が麻痺してしまう。

時折、狭い穴を狙うとカサゴがデカすぎて抜けないという事故が発生するため、スペースが十分な穴を選んで仕掛けを落とす。するとフォール中にブラクリの動きが止まった。これは岸壁のカサゴがエサを食い上げたアタリだ。

素早くサオを持ち上げるとヒット。ラインが一直線に伸びて緊張が走る。魚の頭が反転してボトムを向かないよう力ずくで巻き上げた。

釣れたのは24cmのデカサゴ。巨大な口にエサがのみ込まれている。

消波ブロック帯の穴釣りで24cm頭に良型カサゴ5匹を手中【三重】春のカニパターンで連発食い上げてきた当日最大カサゴ24cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

20cm超のカサゴを5匹手中

基本的に食い上げのアタリは一撃でエサを捕食できる大型のカサゴが多い。エントリー直後の繊細なアタリをキャッチできたので満足して収竿した。

世の中は三日見ぬ間の桜かな。今回はデカサゴを求めて箕田消波ブロック帯に釣行した。結果、24cmのデカサゴを筆頭に20cmアップを5匹キャッチすることができた。

箕田消波ブロック帯では気温が上がるとカニパターンが始まる。次回は岩ガニをメインに穴釣りで爆釣を楽しみたいと思う。

消波ブロック帯の穴釣りで24cm頭に良型カサゴ5匹を手中【三重】春のカニパターンで連発良型の魚影抜群(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)