黒坂岳央です。

仕事やプライベートなど対人関係において、一定数どうしてもなめてくる人がいる。筆者も記事や動画を出すことで、たまにそうした相手からコメントが入ることがある。

なめられた時に思わずやってしまう行動があるが、実はそれらが逆効果になることも少なくない。

筆者の独断と偏見で取り上げていく。

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1. 感情的に反応する

普段我慢強い人ほど、なめられ続けてプッツン来ると怒鳴り散らしたり、キレることで反応してしまう。だが、これは絶対にやらない方がいい。なぜダメなのか?

まず、なめてくる側の心理に立ってみれば「相手はせいぜい、この程度の人間だろう」と下に見てきている。そこで感情を爆発させ、それが相手が制御可能な範囲と感じさせれば「やっぱり大したことがないな」とますます軽視される原因を作ってしまう。

さらに、職場や社会的な場では、「感情で動く人間」は信頼されにくくなるので損をするのは自分だ。

「怒って見せればなめてくる態度はやむのでは?」と思うかもしれないが、逆効果になることもある。

2. 笑って我慢する

「相手も自分の悪意に気づいてくれるだろう」「自分が我慢すれば波風も立たない」という発想は、日本人にありがちな戦略だが、相手はそれをみてますますエスカレートさせてくる。

「この程度の攻撃をしてもまだまだ反撃してこない」「こちらに恐れをなして媚びている」と誤ったメッセージを送り、ますます相手の加虐欲を刺激することになる。

3. ネチネチ陰口を言う

相手からなめられた時、悪評をばらまいたり陰口を言うのはおすすめしない。

一時的にはスッキリするが、問題はそれを見聞きする周囲に悪印象を与えてしまい、「陰湿な人」「卑屈な人」と見られるだけでなく、相手の耳に入れば反撃されるリスクも有る。下手をすると「誹謗中傷された」などと攻撃させる材料の提供になりかねない。

有効な対処法は?