■どんなに親切そうでも「犯罪者」

「様々な物資が入っていた」という下りを受けて、「そんなに悪い人ではないのかも…」という思いを抱いた読者もいることだろう。

しかし、段ボールに犬や猫を詰め、「親切な人に拾ってもらってね」という優しそうな言葉を吐く人物は、いずれも愛護動物を遺棄する「犯罪者」であることを忘れてはならない。

保護猫カフェに無断投棄の段ボール、酷すぎる中身に「寝言をほざくな」と怒りの声
(画像=『Sirabee』より引用)

こうした事例について、益田さんも「大前提として、猫の遺棄は犯罪です。捨てるという判断の前に、行政等に相談頂きたく思います」と、表情を曇らせる。

また「病気の猫は医療費も高額であり、引き取り手も見つからないことが多いです。こういった事例が続くと、医療費や病気の蔓延などで、保護猫カフェは営業ができなくなってしまうので、絶対にやめてほしいです」とも、念を押していた。

こうした飼い主の身勝手な判断が、「保護猫カフェ」という猫と人の出会いの場を閉ざし、保護猫たちから飼い主に出会う貴重なチャンスを奪う事態に繋がってしまうのだ。

動物を飼っている人、「飼いたい」と考えている人は、自身が負う「命」という名前の責任について、いま一度真剣に考えてほしい。

※益田さんの運営する保護猫団体への寄付は以下へ

GMOあおぞらネット銀行

うみ支店(301) 普通 2709285

マスダ リョウヘイ