GPT-4.5が“人間以上に人間らしい”と判定される
そんな歴史あるチューリングテストを、最新のAIがついに公式に突破したと報じられている。ニュースサイト「Futurism」によれば、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが実施した実験で、OpenAIのGPT-4.5が「人間だ」と誤認された割合が73%に達したという。
実験では、参加者たちが「AI」と「人間」の両方とチャットを行い、どちらが本物の人間かを判定する形式が採用された。ランダムで正解する確率は50%だが、GPT-4.5は明確にそれを上回り、多くの人間を“騙した”のだ。
特に興味深いのは、「若くてインターネットに詳しい人物」といったキャラクター設定(ペルソナ)をAIに与えたとき、より高い精度で人間に近づいたことだ。逆に「ただ人間っぽく振る舞え」と指示した場合、成功率は36%にまで落ちた。