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火星探査の意外な代償
火星に生命が存在するか――この問いは人類の宇宙探査における最も大きな関心事のひとつである。だが今、ある科学者の主張が波紋を広げている。「すでに火星生命は発見されていたが、我々人類がそれを誤って殺してしまったのではないか」というのだ。
この主張の発端は、ベルリン工科大学の天文学者ディルク・シュルツ=マクフ博士が2023年に発表したコラムである。博士は、1970年代に火星に着陸したNASAのバイキング探査機が、生命の痕跡を検出していた可能性があるとしつつも、実験中に誤ってそれを破壊してしまったと指摘している。

(画像=バイキング探査機 NASA – NASA website; description,[1] high resolution image.[2] Former version sources[3][4], パブリック・ドメイン, リンクによる,『TOCANA』より 引用)