秘密結社アーネンエルベの実態と“生きた水”の謎
アーネンエルベは、ナチス・ドイツが設立した秘匿機関であり、「アーリア人の祖先を探る」という名目で世界中に調査団を送り込んでいた。彼らはチベットや南極、そしてカフカス山脈にも足を運び、古代文明やオカルト現象に異常な関心を抱いていたとされる。
その活動の一端として、黒海沿岸とリツァ湖を結ぶ戦略道路を建設したドイツ人技師たちが、完成後に不可解な事故で命を落としたという記録も残っている。その目的は、リツァ湖の地下にある洞窟から採取された“血漿に近い成分を持つ水”をナチス・ドイツに運ぶためであったという説がある。
この“生きた水”は銀製の容器に入れられ、潜水艦と飛行機を使ってドイツ本土へと運ばれたと伝えられており、アーネンエルベが超常的な力を得ようとしていた可能性を示唆している。