還元の方法と今後について

 具体的にどのようなかたちで個々のクリエイターに還元するのか。

「実証実験では、まずAmazonギフトカードによる還元を予定していますが、今後はさまざまな還元方法を検討していきます」(note)

 現在、これ以外にnoteではAIに関して、どのような取り組みを行っているのか。また、今後の計画についても聞いた。

「noteでは、AI技術をクリエイターの創作活動を支えるための重要なツールとして位置づけ、積極的に活用を進めてきました。具体的には、コンテンツの分類やレコメンド機能の高度化を目的としてAIを導入しているほか、2023年11月にはAI技術を活用したクリエイティブ支援を専門とする子会社『note AI creative株式会社』を設立しています。また、創作をサポートする取り組みとして、Googleの生成AI Gemini を搭載したAIアシスタントを全クリエイター向けに無償で提供しています。本機能を活用することで、クリエイターは思いついたアイデアを膨らませたり、より良い表現方法を追求したり、自分にしかできないクリエイティブな活動に打ち込むことができるようになります。noteでは今後もAIなどのテクノロジーを活用した開発を進めていく予定です」

 noteは、本実証実験で得られた知見をもとに、AI学習に関する対価還元のルール整備を推進し、新たなエコシステムを構築する意向を示している。また、複数の出版社、コンテンツホルダー、ビッグテックなどのAI事業者と協議を進めており、今後はさらに多くのステークホルダーとの連携を拡大していくという。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)

提供元・Business Journal

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?