栃木Cは今シーズン開幕前にいわてグルージャ盛岡からFW都倉賢、仁川ユナイテッド(韓国)からDFマテイ・ヨニッチら実績のある選手を獲得した。さらに開幕後の3月27日にはヴァンフォーレ甲府からFWピーター・ウタカの加入を発表。Jリーグ通算100ゴール以上を挙げている大物ストライカーの加入により、得点力アップが期待できそうだ。
Jリーグでのプレー経験豊富なベテラン選手の加入は、栃木Cが”シティスタイル”として掲げるポゼッションサッカーと勝負に拘る強いメンタリティーの実現に大きな役割を担うだろう。さらに『シティ・フットボール・アカデミー』との連携により優秀な若手選手の獲得も期待できる。若手とベテランの融合がチームにどのような効果をもたらすのか注目したい。
開幕から間もなく2か月を迎えるJ3リーグ。栃木Cはここまで順調なスタートを切ったといえるだろう。しかし、戦いはまだ始まったばかりだ。つわもの揃いのJ3は決して簡単に勝ち続けることのできるリーグではない。長きにわたるリーグ戦で勢いを維持し快進撃を続けられるか。魅力溢れるクラブの今後に期待が持てそうだ。