※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避ける為に一部フィクションや編集を入れております。
これは、第一子を出産したある女性の実話をもとにした体験談で,都内に住む30代女性のCさんから投稿されたエピソードです。
目次
・「おめでとう!可愛い赤ちゃんね!」
・「名前決めた?」義母の口出しが止まらない
・そして、義母が勝手に出生届を提出!?
・すぐに役所へ!出生届を訂正できるのか!?
・なぜ、そこまで勝手なことができるのか?
・すぐに役所へ!でも現実は甘くなかった…
・名付けの想い、そして母としての意地
・再提出のために動き出す
・義母との対決、再び
・「家の名前が何より大事」義母の譲れない“伝統”
・名前を取り戻せた日 + 【豆知識:名前の訂正は1回だけ】
・最後に「Cさんから皆さんに伝えたい」ことは?
「おめでとう!可愛い赤ちゃんね!」
病室のベッドの上で、私はようやく生まれたばかりの赤ちゃんを抱いていました。
長くつらい陣痛を乗り越えて、やっと出会えた第一子。
すべての苦しみが報われたように感じました。
「俺たちの子だ…」
夫は感動した様子で赤ちゃんを見つめ、そっと私の髪をなでました。私も涙をこらえきれず、頷きます。
そこへ、夫の両親が病室に入ってきました。
「おめでとう!」
義母は涙ぐみながら赤ちゃんを見つめ、次の瞬間——
「私の初孫よ…!〇〇家にとって、大事な跡取りね!」
——〇〇家にとって、大事な跡取り?
もちろん、夫の家族にとっても大切な赤ちゃんなのはわかります。
でも、その言い方に少し違和感を覚えました。
この違和感が後に大問題につながるとは、このときは思いもしませんでした…。