そこでスペインのホセ・カレーラス白血病研究所(IJC)の研究チームは、モレラ氏の遺伝子、代謝、免疫システム、そして腸内フローラに関連する要因を多角的に解析し、そこに生前のインタビューを加えて、長寿のメカニズムを探りました。
そして、これらのデータを他の長寿者や通常の人々と比較して、長生きの秘訣を明らかにしています。
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研究の結果、モレラ氏が持っていた特徴的な遺伝的および生理的な要素が、彼女の驚異的な長寿に寄与していることがわかりました。
まず注目すべきは、彼女の遺伝子の中に存在するいくつかの稀な遺伝的変異です。
これらの変異は、免疫機能の強化や神経保護、心血管機能の改善、そして酸化ストレスへの耐性を高める役割を果たしていると考えられています。

また研究チームは、モレラ氏のの食生活、特にヨーグルトを食べることに着目しています。
モレラ氏は発酵食品であるヨーグルトを愛し、毎日の食事に欠かさず取り入れていたことがわかったのです。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は、腸内での健康を維持し、免疫システムを強化することが知られています。
そして彼女の腸内フローラは非常に健康的で、ビフィズス菌をはじめとする善玉菌が豊富に存在していたことが研究で確認されました。
これにより、モレラ氏は腸内の炎症を抑え、健康維持に役立つ効果を得ていたと考えられます。
さらに、モレラ氏は脂質代謝においても非常に優れており、血中のHDLコレステロールが高く、VLDLコレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)が低かったことから、心血管疾患のリスクが低いことが示されています。

またモレラ氏自身は、長生きの秘訣について「規則正しい生活と快適な環境」を挙げています。