陰謀論を信じやすい心理とは?

 研究チームは1000人を対象に3つの実験を行い、陰謀論を信じる心理的要因と「スパイト」の関係を調査した。分析の結果、次の3つの動機が関係していることが分かった。

世界を理解したい欲求(認識的動機):複雑な現象にシンプルな説明を求める心理。

安全を求める欲求(生存的動機):危険や不安から身を守りたい心理。

社会的な承認を求める欲求(社会的動機):自分が特別であると感じたい心理。

 これらの動機が強い人ほど、スパイト的な行動をとりやすくなり、結果として陰謀論に傾倒しやすいことが示された。