そして、義母が勝手に出生届を提出!?

(画像=『FUNDO』より引用)
退院の日。
まだ体が完全には回復していませんでしたが、ようやく家に帰れることにホッとしていました。
赤ちゃんの服を整えていると、玄関のチャイムが鳴りました。
「〇〇ちゃんママ!ちょっといい?」
義母でした。
「なにかありましたか?」
すると、義母はニコニコしながら言いました。
「あなたたち、育児で疲れてるでしょ?出生届、私が出してきたわよ!」
「……は?」
頭が真っ白になりました。
「出生届…もう出したってことですか?」
「そうよ!ちゃんとやっておいたわ!」
嫌な予感がしました。
「ちょっと待ってください。…名前、ちゃんと”優斗”で出しました?」
義母は満面の笑みで答えました。
………!!!!!!!!!!!
「なんで…!?なんでそんなことを…!?」
「だって、そのほうが”うちの家系”にふさわしいじゃない?代々受け継いできた伝統なのよ」
…信じられませんでした。
この子は、「うちの家系」のために生まれてきたわけではありません。
私と夫の子なのです。
義母の笑顔が、恐ろしく見えました。