— Anh Dang (@anhdangerous) October 13, 2024

その可愛らしい姿は、「もしこんなゲーム機が本当にあったら面白いよね」という想像を掻き立てます。

そしてその“空想”を“現実”に変えてしまったのが、モノづくり系YouTuberのGingerOfOz氏です。

彼はこのイラストを見て「これは作れるかもしれない」と考え、「Playstacean」という名前を与えたカニ型のゲーム機を、自らの手で再現することを決意したのです。

このプロジェクトは、ゲームという娯楽の枠を超え、アート・工学・創造性の融合という新しい価値を生み出す挑戦となりました。

カニ型プレイステーション「Playstacean」

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「カニ型プレイステーション」のアイデアを現実に / Credit:GingerOfOz(YouTube)_I Built A “Playstacean”(2025)

完成したカニ型PS1「Playstacean」は、まさにイラストどおりの仕上がりであり、大きなインパクトがあります

この改造機の構造は、驚くほど本格的です。

まずベースとなるのは、中古のPS one本体です。

GingerOfOz氏は、そこからマザーボードやディスクドライブなどの中核部分を取り出し、全体を再設計しました。

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狂気と可愛らしさがつまったカニ型PS / Credit:GingerOfOz(YouTube)_I Built A “Playstacean”(2025)

外装は3Dプリンターで造形された56個のパーツから構成されています。

それぞれのパーツが精密に組み合わされており、カニのようなフォルムを形成しています。

可動式のハサミ部分は3つの関節があり、まるで本物のカニの腕のように自由に動かすことができます。

しかもこのハサミはただの飾りではなく、実際にゲームのコントローラーとして機能するのだから驚きです。