子供が食事中にうっかりスプーンを床に落としたら、食事のジャマをしないように笑顔でさっと静かに換えのスプーンを出してくれた。どのホテルやレストランへいっても外国人スタッフの教育はしっかり行き届いているように感じる。

外国人スタッフを雇うメリット

そしてこれは彼らを雇う経営者側にも次のようなメリットがある。

まずはなんといっても労働力不足の補填だ。日本人の若者が観光業に従事することを避ける傾向が強まり、企業が人材確保のために外国人労働者を積極的に採用しているのだ。

そしてなんといっても外国語対応の強化である。訪日観光客の多くが英語や中国語を話すため、これらの言語を話せる外国人スタッフの需要が高まっている。

今週泊まったホテルの外国人スタッフは、非常に流暢な日本語、英語、中国語で丁寧に接客をするので驚いてしまった。日本人でトリリンガルスタッフを採用するにはかなりハードルが高く、とてもこの人と同じ給与水準では雇うことはできない。

我が国では観光業は自動車業界に次ぐ第2の輸出産業となった。そのことに「治安が悪くなる。貴重な労働力を労働集約型産業に使われるのが非合理」といった意見も見られるが、実際には外国人スタッフが増えたことで、訪日外国人をおもてなししている。

外国人スタッフの増加は、訪日観光客の増加を支える重要な要素となっている。今後もこの流れが続けば、観光業界において一定のプラス要因となるだろう。

 

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