日本株単独のアクティブ運用に逆風

 近年では投資家教育が進んできたことも背景にあるという。

「同ファンドの手数料は高いですが、手数料をとにかく低く抑えることが高パフォーマンスにつながるという認識が投資家の間に浸透してきておりますので、手数料の高いアクティブファンドは嫌われる傾向にある。日本ではアクティブファンドにやや逆風が吹いている厳しい状況ではあります。腕のいいはずの運用者が運用してもインデックス運用を超えられないというケースが多いので、『それだったらアクティブ運用ではなくてインデックス運用に投資したほうが正しい』というのが最近の投資理論になってます」

 昨年に新NISA(少額投資非課税制度)が始まり個人の投資熱が高まるなか、投資家はどのような点に注意すべきか。

「ブラックボックスにされたものに投資するよりは、誰の目から見ても『どういう投資がされているのか』が明らかなものに投資したほうがよいでしょう。そういうこともあり、多くの投資家がインデックス運用に進みがちになっているのだと思います。やはり日本株よりは海外、米国などの先進国や新興国を含めた諸外国の成長を取り込めるところに投資すべきといえるでしょう。一般論としては、日本株単独のアクティブ運用というのは厳しいと思います。NISAで多くの個人投資家から買われているのは、eMAXIS Slimの米国株式S&P500やオルカンです。一方でNISAで潤っていると思いきや、国内の独立系の運用会社のアクティブ運用などに流入する資金が少なくなっています。独立系の投資信託は厳しい状況です。やはり『インデックス運用』『オルカン』という流れは当面は変わらないでしょう」

(文=Business Journal編集部、協力=志摩力男/トレーダー)

提供元・Business Journal

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