ただSDGsの危険性も、ビジネスに関わる人々はよく分かっている。何でかって、SDGsのような偽善的な思想には、常に怪しい人たちが付き纏っているからだ。欧州各国でデモ活動をやってる集団は、よく聞く市民団体というやつで、日本では団体名を公表しない場合が多いが、欧州ではこれらの団体に数多くの税金が投入されていたことが問題視れている。環境保護やSDGsを謳い文句にした政党や企業がロビー活動を行い、法制化したことで環境保護団体への支援が急増した。

更に便乗するようにこれらの団体は北アフリカから海を渡ってヨーロッパ各国に来る不法移民への支援活動を行なっており、ヨーロッパ各国の国民の税金が不法移民という犯罪者への支援に使われてきたのだ。しかもこれら不法移民は保護対象と見做され入国した国でのパスポート取得への支援も行われてきた。

ヨーロッパではこんなバカバカしいやり方に嫌気がさしたから、保守政党の台頭が目立つようになったのだ。

環境保護だの人権重視だの言うのは、東浩紀氏の言うリベラルデモクラシーと言われる潮流で、これは2000年代に入ってからの潮流だった。先進国をはじめ主要国の経済が縮小し、デフレ傾向に向かう中、共存共生だとか地球のキャパ限界だとか言ったり、戦争の無い世の中を作る時代がやってきたなどと言ってた連中のことだ。

別にその主張があまちゃんだとか綺麗事などと言う気はない。そうじゃなくて、現実は真逆なのに美名に名を借りたかりそめの綺麗事を言ってる場合じゃねえだろ?と言うこと。

東浩紀氏はトランプの再登場による時代の変革を認識せよと警鐘を鳴らす。確かにその側面もあるけど、むしろ、好むと好まざるとに関わらずそう言う時代になったと言う現実を直視して、応変に対応すべきだと言う東氏の意見に共感する。

例えば日本じゃあ、クマが市街地に出てきて怪我人が出ていたりするのに、クマの生息域に入った人間のせいで、殺さず保護して山に返すべきだと自治体に電話しまくる人たちがいる。信じるものは救われるもので、彼らはおよそクマなんか縁の無い生活環境にいながら、野生のクマと共存しなければいけない人たちの現実から目を背けた一方的で身勝手な理屈を並べる。