普段着を中心としたカジュアル路線
具体的な商品を見てみよう。アウトドア衣類が目立つワークマンプラスや#ワークマン女子に対し、Workman Colorsの商品は全体的にカジュアル路線だ。街中で使う普段着が中心である。薄手のジャケットやカーディガンは1900円、パンツは1500円と、従来通りの低価格路線を踏襲する。大人は上下1万円以下、子供は7000円以下で揃えることができる。ユニクロを基準とすると、Workman Colorsは低価格帯。アクティブよりもデザイン路線であると同社は主張する。
また、UVカットや冷感、レインなどの各天候に対する機能性を5段階で格付けした商品を投入する。気温よりマイナス10度低く感じられる冷感グレード5のTシャツは980円だ。ホームページで「機能の格付け予報」を公開し、天候に合わせた最適なウェアを提案するとしている。
Workman Colorsは2032年までに400店舗体制を目指す。#ワークマン女子からの業態転換に加え、年間40店舗の新規出店を進める方針だ。立地は地方のロードサイドやSCモール内が中心。20~60代の男女を狙う。大都市メインかつ女性向けの強化を進めるアパレル業界の動きに“逆張り”する発想であると同社は主張する。
なお現在、ワークマンからワークマンプラスへの転換を進めているが、ワークマンプラスをWorkman Colorsに変える方針はないという。新業態店は主力ブランドとなるのか、または出店の過程で新たな新業態店が生まれるのか、ワークマンの今後に注目したい。
(文=山口伸/ライター)
提供元・Business Journal
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