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玉木さんのツイートで、外国人が日本にきて1億6000万のがん治療をする話がでていましたが、本当です。カラクリを誰でもわかるように解説します。
1. ビザを取る
就労ビザでないところがポイントです。日本では、働いたら負けですし。日本で働かないで取れるビザは、留学ビザと、経営管理ビザです。
留学ビザは、大学じゃなくても日本語学校でも出ます。年齢も制限がないので、80歳でガンが見つかってから日本語を学ぶ意欲が湧けばOKです。
当然、中国人が経営する日本語学校があって、すべてパッケージになっています。
経営管理ビザは、会社をつくって社長をやるともらえるビザです。500万円の資本金の会社を作ればよいです。要件がとても緩いので有名です。ペーパーカンパニーで構いません。
他の国では、ビザの要件に年齢とか、厳しい健康診断などが求められることがありますが、日本ではすべてザルです。
2. 来日して住民票を入れる
ビザがあると住民票が入れられます。法律上の日本居住者になりました。
3. 健康保険証が強制的に発行される
日本に住民票があれば、日本の誇る皆保険制度により、健康保険は「強制加入」しなければなりまん。
外国人だからといって入らないという選択肢は与えられません。健康保険証が強制交付されます。そういうきまりです。
ついに保険証ゲット。
姑息な手段を使わなくても、裏技を使わなくても、住民票さえ入れれば、いらないといっても強制的に交付されるのです。
4. 健康保険料を払う
健康保険料を払いましょう。
留学生は収入がありません(就労してはいけません)。
国民健康保険で収入なしの場合、自治体によりますが、月に5000円前後と安いですね(別途国民年金17000円がかかります)。
経営管理ビザの場合でも、社長給与は極端に低く設定しておきます。給与を月6万円とした場合、健康保険料は会社負担分をあわせて総額5800円になります(別途厚生年金16000円がかかります)。