■アインシュタインの功績

 アインシュタインの業績全体を1つの記事にまとめることは困難を極めるが、最も重要と思われる発見は次のようなものだ。

●方程式E=mc2
 原子が崩壊すると、質量が失われ、エネルギーに変換されることを突き止めてそれを方程式にした。

●特殊相対性理論(Special Relativity)
 特殊相対性理論によって光速に近い速度で移動するオブジェクトのふるまいと、時間の拡張と収縮が説明された。アインシュタインが1905年に発表した論文に端を発している理論である。

もしもアインシュタインが生まれていなかったら? 世界はどうなっていたのか…
(画像=「Big Think」の記事より,『TOCANA』より 引用)

●光電効果(The photoelectric effect)
 物質に光を照射した際に、電子が放出されたり電流が流れたりする現象である光電効果を、アインシュタインが光量子仮説によって初めて説明した。
●一般相対性理論(General relativity)
 アインシュタインの最も大きな功績である一般相対性理論は、時空連続体が歪んだものであると考え、歪んだ時空が物質とエネルギーにどのように作用しているのかを説明した。これによって水星の軌道の“難問”が解決されたのだ。
 これらに加えて、アインシュタインが大きな役割を果たした科学的成果としては、「ブラウン運動(Brownian motion)」や「アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス(Einstein-Podolsky-Rosen paradox)」、「アインシュタイン-ローゼン橋(Einstein-Rosen bridge)」などが挙げられる。