■医師に聞いてみた
くしゃみや鼻づまりなど花粉の諸症状に効き目があったと感じたが、湿布を貼った小指と目や鼻はかなり離れている。
小指に湿布を貼ることで、なぜ目や鼻に作用するのか。東京で整骨院、鍼灸院などを運営する『メディカル・ケア グループ』の二宮崇(たかし)総院長に話を聞いた。
「湿布の薬効は別として、東洋医学では小指にツボとツボをつなぐ役割を果たす経絡が流れています。実は、小指にある小腸経という経絡の流れは小腸から鼻や目にもつながっているんです。それによって、鼻や目の花粉症の症状を抑えてくれるのでしょう。また、一般的に手足の末端のツボには、自律神経を整える働きがあります」(二宮氏)。