サニックス杯国際ユースサッカー大会2025 ベストイレブンの一部選手 写真:Nao

2025年3月16日に行われたサニックス杯国際ユースサッカー大会2025の決勝戦では、昨年の王者である大津高校(熊本県)が東福岡高校(福岡県)を4対2で破り、大会2連覇を達成。4月から始まる高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグに向けて弾みをつけた。

国内外から全16チームが参加した今大会では、九州の高校やクラブチームでプレーする選手たちが圧倒的な輝きを見せた。ここでは、現地取材で目にした選手の中から今後特に注目したい九州の逸材たちを紹介していく。


サニックス杯国際ユースサッカー大会2025 写真:Nao

重松怜音(U-17九州選抜)

U-17九州選抜のキャプテンとして出場したDF重松怜音(福岡大学附属若葉高校)は、全5試合にフル出場し最終ラインからチームを牽引した。筆者は3月15日に行われたリライアンスFYC U-17(インド)との試合を観戦したが、彼のロングフィードから多くのチャンスが生まれていた。

アビスパ福岡U-15出身で、将来の日本代表選手を育成するために日本サッカー協会(JFA)が行っている『JFAエリートプログラムトレーニングキャンプ』のメンバーに選出された経験を持つ重松。182cmの身長を活かした守備だけでなく、後方からのビルドアップも得意としている。この大会を通して、また一つ成長したであろう彼の今後に注目したい。


東福岡高校 写真:Nao

山口倫生(東福岡高校)

福岡県の名門・東福岡高校の背番号10番を背負うFW山口倫生は、この大会で3得点を記録した(ガンバ大阪ユース戦、アビスパ福岡U-18戦、大津高校戦)。2024年全国高校サッカー選手権大会の福岡県予選決勝でもチームを全国へと導くゴールを挙げた山口。その抜群の決定力がこの大会でもはっきりと証明された。