特に存在感を放つのが両サイドで躍動する新戦力。徳島ヴォルティスから加入のMF長谷川雄志は、昨年まで中央でのプレーが多かったが今季は右サイドを主戦場にここまで5試合に出場し、攻守に活躍を見せアシストも1つ挙げている。また、左サイドでは高知ユナイテッドから加入したMF樋口叶が台頭しつつある。ここまでは途中出場が多いながらも2アシストをマーク。定位置獲得に向けて着実にアピールを続けている。そのほかの新戦力を見ても、上位カテゴリーでの経験が豊富なMF藤川虎太朗や昨季SC相模原で5ゴールを挙げたMF伊藤恵亮といった選手たちがすでに出場機会を多く与えられており、チームへのフィット感も上々。移籍の効果はシーズン序盤から結果に表れている。
低迷期から抜け出す兆しの見える長野だが、昨季も序盤戦は7戦無敗など滑り出しは寧ろ好調で後半戦に入って一気に白星が遠ざかった経緯がある。同じ轍を踏まぬためにも、新加入選手たちの順応ぶりは極めて頼もしいことから第1位とした。