APTを増やすための方法は工夫次第でいくらでもある。例えば、ファウルからフリーキックまでの時間制限を設けることやサイドラインをボールが割ってからスローインまでの時間を制限することも面白いと思う。近年、ロングスローをひとつの戦術として採用するチームも増えているが、選手がボールを拭いてゲームが再開されるまで長い時には約40秒ほど要することもある。

GKのボール保持時間にルールがあるように、フリーキックやスローイン時にも制限時間を設けることでプレーが切れずにAPTを延ばすことが出来ると考える。これはアイデアのひとつだが、「APT増加」を掲げる以上、Jリーグは新たなルール導入を検討してもいいのではないか。


開幕して間もないが、現時点ではAPT増加に伴うレフェリーの判定基準に対し多くの疑問や怒りの声が見受けられ、波紋が広がっている。

まずは選手の安全を確保した上で、選手と審判団が一つの方向を見据えてプレーしてくれることを、いちサッカーファンとして心から願っている。