エロトマニアとは、現実には存在しない恋愛関係を妄想し、それが確信へと変わる症状を指します。

ソーシャルメディアでは、有名人やインフルエンサーなどへの片思いが過度に強化され、対象者の投稿を自分へのメッセージと誤認するケースが報告されています。

このような妄想が強化されることで、ストーカー行為や精神的負担につながる可能性もあるでしょう。

今回の研究は、ソーシャルメディアの適切な使用方法を考える上で重要な示唆を与えています。

精神的に不安定な人に対するソーシャルメディアのガイドラインを設ける必要があるかもしれません。

世界中で、ソーシャルメディアはもはや避けられないツールとなっています。

だからこそ、その影響を理解し、正しく使うことが大切なのです。

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参考文献

Social media’s disturbing role in “delusion amplification” highlighted in new psychology research
https://www.psypost.org/social-medias-disturbing-role-in-delusion-amplification-highlighted-in-new-psychology-research/

元論文

I tweet, therefore I am: a systematic review on social media use and disorders of the social brain
https://doi.org/10.1186/s12888-025-06528-6

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。

編集者

ナゾロジー 編集部