4人目にはJ3福島ユナイテッド所属のFW樋口寛規を挙げる。滝川第二高校(兵庫県)の3年次に出場した第89回全国高校サッカー選手権大会では、同級生の浜口孝太氏と形成する2トップが「ダブルブルドーザー」と称され、8得点を挙げて大会得点王に輝くと共に同校を初の選手権制覇に導いた。

高校卒業後の2011シーズンから清水エスパルスへ入団。経験を積むべくFC岐阜、湘南ベルマーレ、SC相模原への期限付き移籍を経て清水に復帰するも、在籍した5年間で出場は一度も叶わなかった。

2016シーズンから福島に所属。相手を置き去りにするトップスピードの速さや左右両足から放たれる正確かつ強烈なシュートを武器にコンスタントに得点を重ねている。今季は早くも4試合で4得点を挙げており、J3の得点ランキングで単独トップとなっている。これまでのキャリアで蹴ったPKは7本。四隅に蹴りこむ正確なキックですべて成功させている。


FC今治 サポーター 写真:Getty Images

藤岡浩介

  • 出場試合総数:138試合
  • 得点総数:48得点
  • JリーグPK総数(成功数):6本

5人目は今季からFC今治でプレーしているFW藤岡浩介。日章学園高校在籍時に国体選抜選手に選出された実績を持ち、高校2年次には高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ九州1部で得点王、3年次には得点ランキング3位に輝いている。その高い得点力を買われ、高校卒業後の2013シーズンからファジアーノ岡山に加入。

2013シーズンから2016シーズンまでは岡山と同クラブのセカンドチームであるファジアーノ岡山ネクストへの登録変更を繰り返しており、Jリーグでのプレー経験はなかった。その後、2017シーズンから当時九州サッカーリーグだったテゲバジャーロ宮崎へ移籍。クラブがJ3昇格を果たした2021シーズンには頭角を現し10ゴールをマークした。2022シーズンにJ3のFC岐阜へ完全移籍すると、昨シーズンはキャリアハイの19ゴールを記録しFC今治のFWマルクス・ヴィニシウスと並んで得点ランキングトップタイとなった。