気分良く突堤際の穴を探りながらぐるりと回ったがアタリは続かない。ゴゴーという音に見上げると、中部国際空港セントレアから離発着する飛行機が飛んでいった。

足元を確認しながら消波ブロックに乗り移って深そうな穴を探っていく。ひとつひとつ根気良くブラクリ仕掛けを落とし込んでいくが反応はなし。

西の空に暗雲が広がり、雨がポツリポツリと当たりだした。強くなるとブロックがぬれて滑りやすくなるので危険だと心配したが、すぐにやんでひと安心。

本格的に雨が降る前にもう1匹カサゴの顔を見ようとどんどんブロックを渡り歩いた。思いに反して静かな時間が過ぎていく。

消波ブロック帯で根魚釣り【三重・千代崎漁港】ブラクリ仕掛けでカサゴ2匹をキャッチこのような穴を狙っていく(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

同じ穴でカサゴ2匹目ゲット

また雨が降りだしたので突堤に戻って1匹目が釣れた穴をダメもとで狙うと、コンコングイッときて2匹目のカサゴがヒット。これで満足して午後4時すぎにサオを納めた。

釣果は17cmのカサゴ2匹。冬の漁港で穴釣りを楽しむことができた。カサゴをリリースして千代崎漁港を後にした。

消波ブロック帯で根魚釣り【三重・千代崎漁港】ブラクリ仕掛けでカサゴ2匹をキャッチ探り歩いた突堤先端の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>