漁港の消波ブロック帯で穴釣りを楽しもうと、2月中旬は午後から時間が空いたので三重県鈴鹿市の千代崎漁港へ出かけた。予報では、曇りで風は弱いが夕方からは雨マークが付いていた。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
千代崎漁港で穴釣り
釣行当日は大潮で干潮は午後0時15分、満潮は午後5時59分。雨を心配しながら午後2時前に漁港に到着した。
暖かい時期はたくさんの釣り人でにぎわう漁港だが、釣り人の姿は見えない。釣り物が少なくなる寒い時期だけに状況は厳しいようだ。
しかし、近くの公園でまどろむネコや港内にのんびり浮かぶ海鳥の群れが出迎えてくれ、なんだかほっこり気分。しっかり防寒対策をして、北側にある突堤先端の消波ブロック帯に移動した。

ブラクリ仕掛けにサバの切り身を刺して突堤と消波ブロックの間の穴へスルスルと落とし込んでスタート。
深い穴を探していく。浅いと思っても少し左右に位置を変えるとストンと深くなって落ちていく。サオ先を軽く上下してエサをアピールしていくと、ガツッと根掛かりしてがっかり。ミチイトを緩めたり張ったりしたが取れず、強制的にラインブレイクした。

カサゴ17cm浮上
仕掛けを交換して再開する。深い穴に入ってもサオ先は動かさずそのまま待っていると小さなアタリが出た。
少し誘い上げるとググンとサオ先が引き込まれてヒット。一気に巻き上げると茶褐色のまだら模様のカサゴ17cmが海面から飛び出した。うれしくて私もその場で飛び跳ねた。
釣り人がいなかったので半分諦めていたが、やる気が出た!やはり釣りはサオを出してみないと分からないもの。これが釣りの面白いところだなと自問自答した。
