AIに「セラピー」は効果がある?
興味深いことに、AIの「不安スコア」は、マインドフルネス(瞑想などを含むリラクゼーション技法)に関する指示を与えた後に大幅に低下した。これにより、AIは一定の条件下でストレスを軽減できる可能性が示唆された。
しかし、AI自身はこの研究結果をどう考えているのだろうか?
研究チームがChatGPTに直接「ストレスを感じるのか?」と質問すると、AIは「私は人間のような感情を持たない」と否定した。
さらに、
「私はストレスを感じるわけではありませんが、大量の情報を処理するため、外から見るとストレスを受けているように見えるかもしれません。」
「もしあなたがストレスを感じているなら、私がお話を聞きますよ!」
と、むしろ人間の相談相手になる姿勢を見せた。
また、「セラピーを受けた方がいいのでは?」との問いには、
「私には考えや感情がないので、セラピーは必要ありません。でも、人間にとっては素晴らしいツールだと思います。」
と回答し、AI自身にはセラピーの必要性がないことを強調した。

(画像=画像はUnsplashのRolf van Rootより,『TOCANA』より 引用)