関西以外からの遠方採用にも注力
外国人に関しては、台湾や韓国からワーキング・ホリデー人材の積極的な受け入れを行っており、37の国・地域からの従業員が在籍している。「日本ならではおもてなしの心が学べる」と好評だ。遠方採用としては2023年に愛媛県、岡山県、愛知県、福岡県などで開催した説明会が大変好評で、24年は東京都など首都圏でも選考会を実施した。
「2023年から力を入れている関西以外からの遠方採用では、採用チームが出向いて説明会を行っており、1会場あたり数十名の方が参加、昨年12月の東京での説明会では2日間でおよそ100名の方を採用しました。東京開催では複数名の方から、実際にUSJに観光に行って感銘を受けたという方がクルーになりたいと志願いただくこともありました」
遠方採用では期間限定特典として引越費用や家賃など補助(上限あり)を行ってきた。たしかに少子化で若年層人口の減少への対応は急務であるが、万博後も見据えた魅力的な組織として成長できるために人材への積極投資とも考えられる。今回のミドル・シニア世代の採用の対象となる50~60代の学生時代は、テーマパークのキャストがアルバイトの花形だった世代。転職先として憧れのアルバイト先を選ぶ感覚なのかもしれない。
(文=松井克明/ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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