ではお前はどう見ているのか、と聞かれるとこれはなかなか難しいです。私は根本に自民党の時代ではないことと自民を割ることがボトムラインとしてあるわけですが、そこに至るにはもう少し時間がかかるかもしれないという前提で目先、つまり参議院選までを考えてみます。
石破政権が参議院選挙までに崩壊したら次の総裁、どうする?が注目点だと思います。私はずばり岸田氏が短期つなぎ役の首相に押される公算は大いにあると考えています。理由はシンプル。「失敗したくないなら経験者を持って来い」なのです。

岸田前首相 自民党HPより
この10数年、ハリウッドでは大ヒットが出ず、過去のヒット作品の続編でつないできた経緯があります。理由は映画への投資家がリスクテイクできなくなったのです。日本のアニメも実はそれに近いところがあり、今更これ、というケースは多々見られます。同様にアメリカではトランプ氏が首相に返り咲きました。これも氏の手腕の是非はありますが、過去経験者故に予想できるものがあるのです。日本でもそうです。安倍氏は返り咲きでしたよね。民主党政権で日本がぐちゃぐちゃになった中、この難局は安倍氏にしか託せないという判断でした。
皆さんは岸田氏というと「えぇー!」というでしょう。でも岸田氏の在職日数は1000日を超え戦後の首相では長命だったのです。手腕はわかっています。他に安心安全で政策運営に慣れているめぼしい候補者がいなければ消去法的に岸田氏はアリでしょう。20-30年前に比べはるかに複雑怪奇になった日本を取り巻く内外の環境に対応できる首相の器がいない、ということです。
参議院選は確かに相当の混戦が予想されますが、自民が底抜けになるほどの負けは喫しないとみています。理由は野党に政権を全うできるところがないからです。劇場型ならば国民民主のように一点突破で人気が上がることはあるでしょう。しかしそれは私から見ればフェイスブックの「いいね」でしかなく、玉木さんが日本丸の船長だったら私は下船します。それは経験十分な船員がいないからです。