マスク氏の提案は、NPOの資産価値を高く評価し、再編後の持ち分を増やすことで、外部投資家の株式取得を抑える狙いがあるとみられます。

マスク氏は、自身のAI企業「xAI」や複数の投資ファンドを通じて買収を進める考えを示し、より高額での入札も検討しているとされています。一方、オープンAIのアルトマンCEOはこの提案を即座に拒否し、X(旧ツイッター)上で「お断りします。もし望むならツイッターを97.4億ドルで買いましょう」と投稿しました。これに対し、マスク氏は「詐欺師」と返信し、応酬を繰り広げました。

アルトマン氏とマスク氏の仲はもともとよいものではありません。

オープンAIのCEOであるサム・アルトマン氏は、「マスク氏の生き方は、おそらく不安から来ているのでしょう。彼のことは気の毒に思います。彼は幸せな人ではないと思います」と語りました。また、アルトマン氏は、マスク氏が政策や大統領の意思決定に大きな影響を及ぼしているとは考えていないとも述べました。