シャープな造形。コクピットは「パイロットになった気分」を演出している
ドライブモードはレヴエルト同様、チッタ(街中)、ストラーダ、スポーツ、コルサ、コルサプラスが選べ、さらにステアリング上のチェッカーフラッグを長押しするとローンチコントロールが作動する。また、ドリフトモードも設定。意図的にオーバーステアを発生させアクセルで楽しくコントロールするモードだ。プラグインハイブリッドとしては、リチャージ、ハイブリッド、パフォーマンスという走行モードが選択できるようになっている。モーターをどう使うかは「あなた次第」って感じだろう。

エクステリアデザインは品よくまとまっていて奇をてらったところはない。デザイナーがドイツ人だからかもしれないが、理にかなったフォルムのように思える。「この線をどうしても描きたかった」といった感情的なものではなく、理詰めで作られたようだ。とはいえ、車高の低さやエッジの鋭さ、目の前に立ったときの迫力はさすがランボルギーニである。エモーショナルさもある。このあたりのバランスが、もしかしたら新世代ランボルギーニの個性なのかもしれない。それとシグネチャーライトが彼らのアイデンティティになる。闇夜に光るその印もまたデザインアイコンといっていい。


インテリアはドライバーオリエンテッドで、「Feel Like a Pilot(パイロットになったような)」の作りをしている。いわば「戦闘機乗り」。スタートボタンで機銃が火を吹きそうだ。
ちなみに前ページのグリーンのボディは軽量化された「アレジェリータ・パッケージ」となる。イタリア語そのままならスーパーレッジェーラ(超軽量)に近く、フェラーリ流にいうなら「アセット・フィオラノ」ってところに位置する仕様だ。
そんなテメラリオだが、レヴエルトに続きこのクルマも人気沸騰することは間違いない。というかすでにそんな渦中にある。急成長するランボルギーニには誰も手がつけられないって感じだ。


提供元・CAR and DRIVER
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