カフェやファミリーレストランでPCを広げてオンライン会議をしているビジネスパーソンをよく見かけます。
私自身もリモートで仕事をすることは多いですが、こうした公共の場では決してオンライン会議を行わないようにしています。
「話し声が周囲の迷惑になるのではないか」という懸念もありますし、会話の中で交わされる機密情報が周りに漏れてしまうリスクも考えられます。しかし、最も大きな懸念は「非常識な人だと思われることが、仕事上不利に働く可能性がある」という点です。
カフェでオンライン会議をすることの是非についてはモラルの議論もありますが、実利的な面から見れば、「カフェなどの公共の場でのオンライン会議は、明らかにデメリットが大きい」と断言できます。

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カフェでのWeb会議に対する疑問と現実
カフェでオンライン会議を行う人の中には、
「普通の会話は許されるのに、なぜWeb会議はダメなのか?」 「Web会議禁止と明記されていなければ問題ないのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、「オンライン会議や電話の声は、通常の会話よりもうるさく聞こえる」と感じる人が一定数存在するのは事実です。
「一定割合の人が迷惑に感じる行為は控えるべき」という社会通念がある以上、カフェなどの公共の場でオンライン会議をする人は「周囲への配慮が足りない人」と評価されても仕方がありません。
ちなみに、私はカフェで誰かがオンライン会議や電話をしていても(よほど大声でない限り)それほど気にならないタイプです。電車の中でメイクをする人を見ても、「迷惑だ」「不快だ」とまでは思いません。
しかし、「この人の近くにいるとトラブルに巻き込まれそうだ」とは感じますし、できる限り関わりを避けます。
取引先がカフェで会議していたらどう思うか?
実際に、過去にZoomミーティングを行った相手が「今カフェにいます」と堂々と言い、背景には多くの人が映っていたことがありました。しかも、その場で私の名前を含む機密情報が話されていました。