ビール消費大国とは言え、ワインを始めとするその他のお酒も幅広く飲まれています。そんなブラジルで、数年前から日本酒の認知度が広まり、ちょっとした日本酒ブームが到来。
サンパウロでは日本食レストランや居酒屋、バーで飲めるだけでなく、日本酒専門の酒屋などもあり、日本から輸入されたさまざまな日本酒を味わうことができます。ということで、今回は日本酒をテーマにブラジルでの飲まれ方やサンパウロで飲めるお店についてリポートしたいと思います。
目次
ブラジル産の日本酒(サケ)
ブラジルの定番カクテル、サケリーニャとは
ブラジルの日本酒ブーム
サンパウロで日本酒が楽しめるお店
まとめ
ブラジル産の日本酒(サケ)
お米から作られているお酒のことをブラジルではSAQUE(サケ)と呼びます。当然ながら日本酒のことを指しているのですが、日本産のものを「日本酒」と言うことから、ブラジル産のものは、ここでは「サケ」と呼んでおきます。
日本人移民の多いこの国では、昔からブラジル国内でも作られ、消費されてきました。中でも有名なのが「AZUMA KIRIN」というブランドのものです。ブラジル国内で作られているので、日本からの輸入酒と比べて価格も手頃。そして2000年頃に、このサケで作るサケリーニャと呼ばれるカクテルが誕生し、今ではどこのバーでも出される人気カクテルの一つになっています。

ブラジルの定番カクテル、サケリーニャとは
ブラジル原産のお酒の一つとして、カシャッサというサトウキビから出来た蒸留酒があります。このお酒をベースにしたカクテル「カイピリーニャ」を文字ってできたサケのカクテルが「サケリーニャ」です。サケをベースに、加えるものは元祖「カイピリーニャ」と同じく砂糖とライム。
この他イチゴやキウイなどを入れたものもあります。ブラジル人によると日本酒と果物は相性が良いとか。レモネードのように爽やか、かつ飲みやすいので、暑い時にピッタリなカクテルです。
