そんなこんなであっという間に時間が過ぎてしまい、少しの間休憩をとることに。
浅い場所を狙うことに
休憩を終え再度挑戦。いかに低活性とは言えど、パンを食べている鯉は少なくともいました。そこで筆者は少しの間、鯉たちの観察のために時間を使うことに。川の流れはなく、かなり浅い場所だったため、鯉たちはゆったりと上流や下流を行ったり来たりしている状況でした。

パンくずを食べていた鯉たちは、かなり浅い場所も回遊していたので、そこでなら水面に浮かんでいるパンを食べるのではと考えました。
80cm級鯉をキャッチ!
そこから筆者は水深がかなり浅い場所がある下流へ行き、鯉たちが回遊してくるのを待つことに。パンはとりあえず普段より少し小さめにカットした白身部分で、撒き餌と一緒に仕掛けも入れて待ち伏せ。

こから鯉たちが来るまで20分程かかりましたが、読みが当たり鯉たちは水面のパンに反応。そのうちの一匹が仕掛けに食いついたため素早くフッキング。いつも楽しいと思わせるその引きは重戦車を連想させる力。厳しい状況での一匹だったのでとても嬉しかったです。81cm弱と中々の大物でした。
翌日も忍耐の釣りに
次の日も同じ釣り場で挑戦。相変わらず低活性+水面に氷が張っている状況で、厳しい釣りになることは目に見えていました。撒き餌のパンの反応も前日より悪く、この時点で浮かせでの釣りはできないと思い、最初からパンの白身を練った沈み釣りで挑みました。
鯉たちが下の方を向きながらモソモソと泳いでくる中に仕掛けを投入。興味を示す個体がいれば、全く反応しない個体もいたり……。この日も“待ちスタイル”のパン鯉になり、寒さに耐えひたすら待つこと30分程。単体で泳いでいた鯉がようやっと食いついてくれました。パン鯉は忍耐勝負の釣りではないのですが、今回のような状況ではそうもいきません。
