こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

月山は出羽三山のひとつとして、山岳信仰の神域として古来より崇められています。庄内地域に住む人々は、死後三十三回忌を迎えると魂は月山の土に還ると信じられています。なので僕は、登山道に踏み入れると背筋がピンとして、先祖の御霊に後押ししていただいている感覚がします。

また、過去に登山直前に膝を悪くして登山は中止しようとしたことがありましたが、登山道に入ると膝の痛みが消え、山頂まで導いてくれました。その時、下山後は、しばらく動けなくなり、何とか車に乗って麓まで下りてきたのは、今となっては良い思い出です。

標高1,984mの霊峰・月山には、2013年から登り始め、2024年まで13回登拝しました(2回は悪天候で登れませんでした)。

出羽三山のひとつ月山(がっさん)に関連する記事をこれまでいくつも書いてきました。このあたりで記事をまとめて、再度月山の知識を深めて登拝していただければ幸いです。

目次
月山を語る前に出羽三山を紹介しなければなりません
月山の概要
月山登山インフォメーション
これまでの月山登山(全13回)
月山登山のためのリンク集

月山を語る前に出羽三山を紹介しなければなりません

山形県には、出羽三山(でわさんざん)と呼ばれる修験道の山があります。出羽三山とは、羽黒山(はぐろさん)414m、月山(がっさん)1,984m、湯殿山(ゆどのさん)1,504mの総称のこと。

羽黒山は『現生の幸せを祈る山(現在)』、月山は『死後の安楽と往生を祈る山(過去)、湯殿山は『生まれかわりを祈る山(未来)』と見立てられています。この三山を巡ることで、現在の自分自身と向き合い、過去を清算し、未来を見つめ直す『生まれかわりの旅』が完成すると言われています。それぞれの山には神社があり多くの参拝者で賑わっています。

出羽三山について、詳しくは「【山形】出羽三山は12年に一度の丑歳御縁年を迎えています」をご覧ください。

【山形】霊峰・月山への登拝を詳しく紹介します
(画像=『たびこふれ』より)

<月山頂上に鎮座する月山神社>

▼月山神社

【山形】霊峰・月山への登拝を詳しく紹介します
(画像=『たびこふれ』より)

<羽黒山・三神合祭殿(さんじんごうさいでん)>

▼羽黒山・三神合祭殿

【山形】霊峰・月山への登拝を詳しく紹介します
(画像=『たびこふれ』より)

<湯殿山神社の大鳥居。後方が湯殿山>

▼湯殿山神社

月山の概要

【山形】霊峰・月山への登拝を詳しく紹介します
(画像=『たびこふれ』より)

出羽三山の主祭神、月の神様「月読命(つくよみのみこと)」と出会う霊峰。一説によれば、人は三十三回忌を迎えると魂は月山に集まると言われていて、山形県の庄内地方に住む人々は、今でも月山をはじめとする出羽三山を深く信仰されています。