ほかの新戦力を見ても、徐々にチームへのフィットがみられるFWジャーメイン良や左サイドを活性化させられるMF菅大輝と大いに期待の顔ぶれが揃う広島。開幕後にFW満田誠の電撃移籍がありながらも新たな外国籍選手を獲得してさらなる補強を図っており、優勝に向けて戦力は十分と見ていい。予想通りの活躍を見せる新加入選手たちに加えて、ルーキーも頼もしい働きを見せていることから第3位とした。

鹿島アントラーズ 写真:Getty Images

2位:鹿島アントラーズ

主な新加入選手

  • DF小池龍太
  • FWレオ・セアラ

昨季の結果を受け8年連続無冠となっている鹿島アントラーズ。無冠とはいえ、最後にリーグ優勝を果たした2016シーズン以降も常に5位以内をキープしていることから、監督や選手が代わっても変わらぬ強さがそこにあることに疑いの余地はない。

それでも、今季こそはとタイトル獲得に向けてこの冬はJリーグで確かな実績を持つ選手を複数獲得し戦力アップを図った。なかでも目玉となったFWレオ・セアラの獲得は早くも大当たりと言えるものとなっている。第2節の東京ヴェルディ戦で2ゴールを挙げると、第5節の柏レイソル戦ではハットトリックを達成。昨季リーグ2位の21ゴールを挙げたストライカーは、5戦5ゴールを挙げる活躍でチームの好スタートに大きく貢献している。また、横浜F・マリノスで優勝を経験しているDF小池龍太の加入も大きい。ここまでの5試合で早くも1ゴール3アシストを挙げており、怪我に苦しんだ直近2シーズンからの完全復活を思わせる活躍を見せている。

ユースからの昇格や期限付き移籍からの復帰が多くを占めた今季鹿島の新戦力。数少ない他クラブからの新加入選手たちがいずれも活躍できていることは大いにプラスと言えることから第2位とした。


柏レイソル 写真提供:GettyImages

1位:柏レイソル