いま200万円台で狙うべきおすすめ中古車5選
トヨタ ヤリスクロス

大人気のトヨタ ヤリスクロスは、「燃費がいい、SUVが欲しい」というユーザーの希望に応える1台です。
パワートレインは、1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドの2つで、燃費(WLTCモード)はガソリン車でも19.8km/L〜と上々ですが、ハイブリッド仕様はさらに優秀で、2WDが30.8km/L、4WDのE-Fourでも28.7km/Lという、軽自動車以上の低燃費を実現しています。※いずれも「X」グレード
グレードは、ガソリン/ハイブリッド車ともに、下から「X」「G」「Z」の順で、100万円台でも見つけやすい「X」グレードは、スマートエントリーキーやプッシュスタートなどの装備がなく、ホイールは16インチスチール、ステアリングはウレタン3本スポークなど、必要最低限の装備といったイメージ。
日常的な利便性や快適性を考えると、スマートエントリーキーやプッシュスタートにくわえて、空気清浄機能付きエアコン(ナノイー)、LEDヘッドランプ、7インチのTFT液晶メーター、アルミホイールなどが標準装備となる、「G」グレード以上がおすすめ。
250万円以上出すことが可能なら、「Z」グレードのハイブリッド車を狙うことがきます。
軽自動車からのステップアップを考えている方にも適したヤリスクロスの中古平均価格は約240万円です。
価格は年式や走行距離、グレード、装備内容、車両状態によって異なるため、購入時には複数の車両を比較し、最適な1台を選ぶことが重要です。
マツダ CX-5

ヤリスクロスよりも大きくて、室内にも余裕があるSUVが欲しいという贅沢なのぞみを叶えてくれるのが、マツダの大ヒット商品、CX-5です。
洗練されたデザインと高級感のある仕上がりが特徴のCX-5は、2017年に登場した現行型(2代目)が狙えます。
新車でも、20S iセレクションが281万500円と、ギリギリこの200万円代で手に入れることができますが、中古車なら雪や悪路に強い4WDモデルや、燃費の良いディーゼル仕様も視野にはいってきます。
ボディサイズは、全長4,575mm×全幅1,845mm×全高1,690mmと、ミドルクラスのSUVとしてバランスの取れた大きさ。比較的取り回しがしやすく、駐車もしやすいモデルです。
エンジンは、最高出力115kW(156PS)を発生する2.0Lガソリンをボトムに、2.5Lガソリン、2.5Lガソリンターボ、2.2Lディーゼルターボという構成です。
購入費用にくわえて年間の維持費まで考えるなら、燃費の良い2.2L ディーゼルターボがおすすめですが、年間の走行距離が少ない場合は、2.0Lガソリンエンジンを選んでも良いでしょう。
いっぽうパワフルで軽快な走りを求めるなら、2018年から2022年まで販売された2.5Lガソリンターボがおすすめ。
軽快にエンジンを回してワインディングなどを走ると、気持ちの良いスポーティ感を味わうことができます。
日産 ノートオーラ

日産 ノートの上位モデルとして2021年に発売されたノートオーラ。実用性とコストパフォーマンスを重視したノートに対して、ノート オーラは高級感や上質なデザインを追求した「プレミアムコンパクト」として開発されました。
プラットフォームを共有する兄弟車のノートとノートオーラですが、あらゆる面が異なります。
まずボディサイズは、5ナンバーサイズのノートより40mm広い全長4,045mm×全幅1,735mm×全高1,505mmの3ナンバーサイズです。
搭載するe-POWERは、最高出力100kW(136PS)、最大トルク300Nmをそれぞれ発生。ノート(85kW/280Nm)よりもパワフルな仕様となっています。
ちなみにe-POWERは、エンジンを搭載しているもののその仕事はバッテリーに電力を供給するだけで、駆動はバッテリーの電力を使ったモーターのみで行います。
つまり、ガソリンを燃料にしながらも、モーターによるスムーズな加速やワンペダルドライブを気軽に楽しめるのがe-POWERの特徴であり利点です。ただし、PHEVのように外部充電はできません。
インテリアや装備では、ノートはファブリックシートに、7インチ液晶メーターとアナログメーターの組み合わせなのに対し、ノート オーラは、合成皮革のシートに、12.3インチのフルデジタルメーターが標準。さらに上級グレードでは、本革シートやウッド調パネル、アンビエントライトも採用されます。
またオーディオは、BOSEプレミアムサウンドシステムを選択できるなど、エルグランドなどのラージサイズミニバンからのダウンサイジングを検討している方でも満足できる仕様になっています。
高速道路や坂道でも余裕のあるパワフルなセッティングのe-POWERに、上質な印象の内外装デザインなど、すべてにおいて高級な仕上がりになっているのが、ノートオーラというわけです。
BMW ミニ

BMW ミニの3代目(F系)は2014年に登場しました。先代(R56系)と比べて、プラットフォームをはじめエンジン、装備が大きく進化しています。
ボディは、3ドアハッチバック(F56)を基本に、5ドア、観音開きのリアドアを持つクラブマン(2015年発売)、オープンモデルのコンバーチブル(2016年発売)、SUVスタイルのクロスオーバー(2017年発売)など、多彩なバリエーションで、すべてのスタイルが200万円台で狙うことがきます。
デザイン面では、丸型ヘッドライトや六角形グリルなど従来のミニらしさを継承しつつ、LEDテールランプがユニオンジャックデザインに変更されるなど、より個性的なスタイルとなったことが特徴です。
パワートレインは、BMW製のBシリーズを採用し、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)の3種類。
ガソリンエンジンは、ONEやCOOPERに搭載される1.5L直列3気筒ターボと、COOPER Sやジョンクーパーワークス(JCW)に採用される2.0L直列4気筒ターボを用意。
PHEVは、フルタイム4WDを組み合わせた「COOPER SE クロスオーバー ALL4」専用になります。
安全装備も充実しており、アクティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、歩行者検知機能などが搭載され、より安心して運転できるようになっています。
インフォテインメントシステムも進化して、デジタルメーターの導入により視認性が向上しています。
初代・2代目と比べて信頼性が向上した3代目(F系)は、ボディサイズの拡大による実用性向上と、エンジンラインナップの多様化が特徴で、安全装備やインフォテインメントの充実により快適性も高まっています。
また、ミニらしいゴーカートフィールは健在で、走る楽しさを求めるユーザーにも魅力的なモデルとなっています。
トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシーは、先代モデルである80系が200万円台で購入可能です。
エアロ仕様の「ZS」「ZS 煌(きらめき)」シリーズが人気で、他のグレードよりも若干高めのプライスになっていますので、安価にヴォクシーを狙う場合は「X」または「V」グレードを狙うと良いでしょう。
安全装備は2019年1月の一部改良で、衝突回避支援パッケージが「Toyota Safety Sense C」から「Toyota Safety Sense」にバージョンアップされました。
「Toyota Safety Sense C」のレーザー+単眼カメラ方式から、「Toyota Safety Sense」ではミリ波レーダー+単眼カメラ方式に変更されたことで、昼間の歩行者も検知できるようになりました。
また、前者は車線逸脱警報(LDA)も警告音のみで、ステアリングの補助機能はありません。
パワートレインはガソリンとハイブリッドの2種類で、燃費性能(WLTCモード)は、ガソリン車(2WD)が14.8km/L、ハイブリッド車(2WD)は23.8km/Lをマークします。
長く乗ることを考えると、2019年以降のToyota Safety Sense搭載のハイブリッド車がベストですが、購入価格や維持費とのバランスを考えて選択することが重要です。
走行距離が多めの個体は、販売店の保証制度を確認し、お得な1台を見つけると良いでしょう。