春は、新しい生活の始まる季節。新生活にあわせて愛車を購入する人も少なくありません。
多くの人はローンを組んで車を購入するワケですが、最近は普通車を狙うなら300万円以上の予算が必要です。
そこでここでは、ギリ200万円台で購入できる新車と中古車を取り混ぜて、おすすめの10台をピックアップしてみました。
新生活の相棒選びの参考にしてください。
目次
・新生活だけに愛車も新しさにこだわりたい!そんな人におすすめの5台
・いま200万円台で狙うべきおすすめ中古車5選
・200万円の予算があれば新車から中古車まで選択肢はおおきく広がる

物価や物流コストが上場して、いまや軽自動車を除くと200万円台で購入できる車は数えるほどになってきました。
とはいえ、いろいろと物入りな新生活を始めるにあたり、愛車のみに予算を割くことはなかなか難しい話です。
ざっくりした計算になりますが、60回ローンで購入する際、金利を約3パーセントで計算すると、300万円の車では1回の支払い額が約5万4000円、230万円のときは約4万1000円と1万円以上違ってきます。
車は、手に入れれば終わりではなく、使えば使ったぶんだけ消費する燃料代にくわえて、日々のメンテナンス代や車検、税金、自動車保険など、いろいろと維持費が掛かります。なので、月々1万円以上の差額は、購入前に考える以上におおきなものとなります。
そこでここでは、できるだけ安く、新しめの車を狙っているという方々のために、新旧のおすすめモデルを10台集めてみました。
新生活だけに愛車も新しさにこだわりたい!そんな人におすすめの5台
スズキ フロンクス

スズキ フロンクスは、2024年に発売されたばかりのコンパクトSUVです。
日本での販売が終了したエスクードの後継モデルとして投入されたフロンクスは、FFモデルが254万1000円、4WDモデルでも273万9000円という戦略的な価格になっています。
パワートレインは、マイルドハイブリッドの1.5L直列4気筒エンジンと6速ATの組み合わせ。4WDモデルには、「スノーモード」「グリップコントロール」「ヒルディセントコントロール」という3つのモードを用意して悪路走破性を高めています。
ボディサイズは、全長3,955mm×全幅1,795mm×全高1,550mmで、都市部に多い立体駐車場も使えますし、フェリー旅では航路にもよりますが、4m未満の安いランクで乗船できるなど、コンパクトサイズによるメリットは少なくありません。
とはいえ1.8m近い全幅が、広い室内とひとクラス上のSUVとならべても遜色ない存在感を獲得しています。
トヨタ ヤリスクロスやホンダ WR-Vのエントリーモデルに比べると、やや高額にも感じますが、フロンクスはスマートフォン連携メモリーナビ、ワイヤレス充電器、前席シートヒーター、16インチアルミホイール、LEDヘッドランプ&デイタイムランニングライトのほか、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールやヘッドアップディスプレイが標準で装備されているので、差額を補ってあまりある充実度となっています。
ホンダ フリード

ホンダ フリード(GT系)は、ガソリンの「AIR(エアー)」「AIR EX」の2WDと4WD車、「CROSSTAR(クロスター)」とハイブリッドの「e:HEV AIR」の2WD車が300万円以下で狙えます。
室内は、3列シートの6人乗りが基本で、AIR EXに7人乗り、CROSSTARには2列シートの5人乗りを用意。
ガソリン車はエンジンの唸り音などがノイジーに感じられますが、e:HEVと比較すると30万円以上安く、そのぶん欲しかったディーラーオプションや社外ホイールを購入できるなど、自分好みのカスタマイズを楽しむことも出来ます。
また燃費は、ガソリンモデルのAIRが16.5km/Lなのに対し、e:HEV AIRは25.6km/Lとリッターあたり10km近い差があり、年間1万5000キロ以上を走る使い方だと約5年で新車価格の差が埋まってしまいます。
反対に年間5000キロくらいの使い方であれば、装備などが劣ることはありませんので、ガソリン車を積極的に選んでも良いでしょう。
トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタは、現行型(10系)のハイブリッド「Z」を除くほとんどのグレードが狙えます。
先代よりもファニーな印象となった現行シエンタは、5ナンバーサイズの使いやすい大きささに、室内はガ5人乗りと7人乗りが選択できます。
デビュー当時、価格が上がったと言われていましたが、他の新車価格が軒並み上昇していることもあり、1.5Lガソリン車が199万5200円〜、ハイブリッド車でも239万円〜とかなり安価に感じられます。
グレードは下から「X」「G」「Z」という構成で、価格優先なら「X」で良いのですが、内装色はブラックでパワースライドドアは助手席側のみ、パノラミックビューモニター未装着、くわえてボディカラーがソリッドの4色のみなど、購入にはある程度の割り切りが必要です。
いっぽうで最上級グレードの「Z」は、充実した装備に3色の内装色を用意して、内外装のコーディネイトを楽しめます。限られた予算で、より良いものを、という方はこれを中古車で探すという手もアリだと思います。
マツダ MAZDA3

マツダ MAZDA3は、ファストバック(ハッチバック)とセダンという2つのスタイルを用意するCセグメントモデルです。
パワートレインは、ファストバックに、1.5Lガソリン(SKYACTIV G)、2.0Lのe-SKYACTIV Gハイブリッドと、e-SKYACTIV Xハイブリッド、1.8Lディーゼルターボ(SKYACTIV Dの4タイプ。
セダンは、e-SKYACTIV Gハイブリッドと、1.8Lディーゼルターボの2タイプが用意されています。
300万円で狙えるのは、ファストバック、セダンとも、1.5Lガソリンとe-SKYACTIV Gハイブリッド、1.8Lディーゼルターボ(SKYACTIV D)の一部グレードです。
ファストバックのe-SKYACTIV Gハイブリッドには、最近では少なくなったMT(マニュアルトランスミッション)もラインナップされています。
日産 セレナ

大人気のミニバン、現行型(C28)日産 セレナは、ガソリンモデルの「X」および「XVグレードの2WD車と、「X」グレードの4WD車が新車でも300万円を切っています。
室内は、いずれもスマートマルチセンターシートを備えた8人乗りで、2列目の左右シートは超ロングスライド+横スライド+リクライニングが可能。シートアレンジなどは基本的に一緒ですので、気にすることは無いでしょう。
シート生地も共通で、スタンダードな織物/トリコットのブラックとグレージュが用意されす。
また「プロパイロット」は全車標準装備ですので、「プロパイロット」を買うイメージであれば「X」でも良いかもしれません。
「X」と「XV」の違いはおもに室内の装備で、ハンズフリーオートスライドドアと2、3列目のパーソナルテーブルはは「XV」のみ。
またカップホルダーの数は「X」がフロント3個と3列目に4個の計7個に対し、「XV」はフロント3個、2列目4個、3列目6個の計13個。
USB電源ソケットも「X」はフロントにTypeAとTypeCをそれぞれ1個、「XV」は2、3列目にもそれぞれ2個づつTypeCが追加されるなど、多人数乗車での利便性では「XV」がうわ回っています。
「X」の装備はかなり端折られていますので、室内どこでも快適に過ごしたいという方は、もう少しお金を払って「XV」以上のグレードを選択したほうが良いかもしれません。