― 今年のチームについてどう思いますか?
今年も優勝できる可能性は十分にあると思います。間違いないですね。ピッチングは素晴らしいし、打撃もいい。8月の長期遠征が大きなポイントになるでしょう。もし遠征でしっかり勝ち越せれば、優勝にかなり近づくと思います。ただ、ジャイアンツには注意しないといけません。彼らを倒さないとセ・リーグでは優勝できませんから。

― 世界には歴史ある球場がたくさんありますが、甲子園は他とどう違うのでしょう?

やっぱり、自分が80年代にここでプレーしたということが特別なんですよね。それに、今でもグラウンドが土でできているという点もユニークです。最近はどの球場も人工芝になって、新しいスタジアムが次々に建設されています。でも、甲子園は昔ながらのスタジアムの良さを残していて、それが素晴らしいと思います。去年もここでセ・リーグ優勝、そして日本一を決めましたしね。やっぱり特別な球場ですよ。

― 甲子園での思い出を一言で表すなら?
甲子園は、僕の野球人生の中で最も素晴らしい思い出の一つです。1985年に優勝し、掛布や岡田、真弓、平田といった素晴らしい仲間と出会いました。10年ぶりに会っても、すぐに1985年の記憶がんです。本当にかけがえのない思い出ですね。

― 甲子園の100周年は通過点にすぎません。今後、どんな伝統を築いていってほしいですか?
そうですね。今のチームは、他の球場では人工芝の上でプレーしています。でも、甲子園は土のグラウンドです。人工芝と比べると、守備が難しくなるんですよ。だからこそ、甲子園でプレーすることがアドバンテージになると思います。そして、タイガースの選手たちは「自分は一生タイガースの一員なんだ」という誇りを持ってプレーしてほしいですね。

今回、囲み取材で100周年ですごいレジェンドがたくさんきてまして、囲み取材ができる方を選べるんです。ず〜〜〜〜〜っと、1978年生まれの僕としては、大好きなバースさんって決めてたんです。が、