今後の展望

 今回の発見は、天文学者にとって新たな課題も示している。ビンゼル教授が開発した「トリノスケール」という小惑星衝突リスクの指標では、2024 YR4は一時的に最高レベル3に達した。しかし、その後の観測でリスクが低下し、現在はレベル0(安全)に戻っている。

 今後、新たな望遠鏡の稼働により、小惑星の発見件数は増える見込みだ。そのため、今回のように発見直後に衝突リスクが取り沙汰されるケースは今後も続くだろう。しかし、2024 YR4の観測プロセスは、科学者たちが協力して正確なデータを得る重要性を再認識させた。

「今回の発見に尽力した観測者たちはまさに縁の下の力持ちだ」とビンゼル教授は語る。数多くの観測所が協力し、小惑星の軌道を正確に特定することで、地球の安全が確認された。

 小惑星の月面衝突が実際に起こるかどうかは今後の観測次第だが、天文学者たちは引き続きその動向を注視している。

 地球の危機はひとまず回避。だが、月はどうなるのか? 2032年、月が“宇宙の実験場”になる日が来るのかもしれない。

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?