TOCANAでも度々お伝えしてきた2024年に発見された小惑星「2024 YR4」は、当初地球に衝突する可能性があるとされていたが、最新の観測データにより、その危険性はほぼゼロであることが確認された。しかし、新たなシナリオとして、2032年12月22日に月へ衝突する可能性が浮上している。

地球への脅威は消えたが、月への衝突確率が上昇

 当初、2024 YR4の地球衝突確率は最大3.1%とされ、世界中の天文学者がその軌道を詳しく調査した。ハワイのカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡や、ニューメキシコ州のマグダレナ・リッジ天文台、さらにはチリのヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡などが観測に参加。その結果、地球衝突の可能性は100万分の1以下まで低下した。

 一方で、月への衝突確率はわずかではあるものの上昇し、現在は1〜2%程度と見積もられている。