トライアルの特徴

 当サイトは2024年8月7日付記事『有名な格安スーパー、カード規約違反は本当?食料品は不可、計3千円以下も不可』でトライアルの経営戦略を解説していたが、以下に再掲載する。

――以下、再掲載――

 ディスカウントストア「TRIAL(トライアル)」が、食品購入に際してはクレジットカードを使えない、ということが話題になっている。その理由は、クレジットカード加盟店は、有効なカードを提示した会員に対してカード払いを拒否できないことが一般的だからだ。一方で、クレジットカード払いに制限をかけることで安さを実現できている、と理解を示す向きもある。では、トライアルは実際にクレジットカードの規約違反をおかしているのだろうか。

 SNSで物議を醸すきっかけとなったのは、あるXユーザーが行ったこんな投稿。

「利府(宮城)に新しくできたトライアルに行ってみた。いい加減クレジットカード会社の規約守ろう?コンプライアンスとか無いのかな」

 トライアルは、食品スーパーとディスカウントストアを一体化させ、衣食住すべてのカテゴリを扱うスーパーセンター業態を中心に、北海道から九州まで幅広く店舗を展開している。

 トライアルを展開するトライアルカンパニーは、中国から大量に技術者を自前で採用・育成し、同社で使うシステムの開発や保守、運用などに活用し、業界内外から注目を浴びている。自社のIT技術を駆使した物流コストや仕入れコストの削減、計画的な在庫コントロールなどにより、年間を通して常に低価格を実現している。

 トライアルでは、店舗で買い物をする際、酒を含む飲食料品やタバコ、地域指定のゴミ袋など一部の商品代金を除いた金額が税込み3001円以上の場合のみクレジットカードを利用することができる。ちなみに、ネットストアではクレジットカード払いが可能。

 だが、クレジットカード会社は「加盟店規約」を設けており、そのなかで加盟店に対し、会員が有効なカードを提示した場合に、拒絶したり、現金払いやその他の決済手段の利用を求めることを禁止している。クレジットカード取引に詳しいファイナンシャルプランナーは、「違反すればペナルティーが課される場合もある」と話す。

「たびたびネット上で、『セール商品はカード払いNGだった』『ランチの時間帯はクレジットカードお断りと言われた』『1000円以下は現金のみの店がある』といった報告がありますが、カード利用に条件をつけたり、利用時間帯を制限することは規約違反となります。ただ、この加盟店規約について、カード会社が優越的地位を利用して一方的に押し付けているとして適法性を問う声もあるので、将来的には店舗判断で自由にカード利用に条件を付けられる日が来るかもしれませんが、利用者の立場からすると、いつでもどこでもカードを使えることが望ましいのは確かでしょう」