この結果は、マンモス復活に向けた遺伝子編集技術の有効性を示すものであり、次のステップとしてゾウへの応用が期待されます。

研究チームの一人であるベン・ラム(Ben Lamm)氏は「このマウスの誕生自体がマンモスの復活に直結する訳ではありませんが、今回の研究がマンモス復活への道のりの正しさを証明していることは確かです」と話しました。

その一方で、マンモス復活のためにはまだ確認すべきことがたくさんあります。

マンモスを完全に再現するためには、毛だけでなく、脂肪の分布や血管構造、寒冷適応に関わる代謝など、さらなる遺伝子編集が必要です。

さらにマンモスを誕生させるためには、最終的にアジアゾウの胚に遺伝子を組み込み、代理母となるゾウに移植するというプロセスが求められます。

これは倫理的・技術的に非常に難しい課題であり、今後の研究によって慎重に進められる必要があります。

しかし、今回のマウス実験が成功したことで、マンモス復活の実現性が一歩近づいたことは間違いありません。

いつの日か、氷河期を生き抜いたマンモスが、再び地球を歩く日が来るかもしれません。

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参考文献

Scientists Have Bred Woolly Mice on Their Journey to Bring Back the Mammoth
https://colossal.com/scientists-have-bred-woolly-mice-on-their-journey-to-bring-back-the-mammoth/

These Woolly Mice Bring The Mammoth’s De-Extinction a Step Closer
https://www.sciencealert.com/these-woolly-mice-bring-the-mammoths-de-extinction-a-step-closer