黒坂岳央です。

昨今は空前の独立・副業ブームである。

「収入を増やすために副業をしたい」「独立して稼いでいきたい」という願望を持つ人は多い。だが、現実的にこの生き方には適性が求められる。向いていない特徴を持つ人もいるが、それは「克服できない壁」ではなく、「乗り越えるべき課題」として考えることが重要だ。

今回は、成功するために必須といっていいスキルを取り上げる。これから独立や副業をしたい人の参考になれば幸いだ。

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1. 営業できない

サラリーマンと独立とで仕事の起点は大きく違う。

サラリーマンは仕事が上から降ってくる。一方で独立すると自分で営業して売上を作るしかない。正直これが最大の違いといっていいかもしれない。

「好きな仕事をしたい」という理由で独立を考える人も多い。だが、独立すると「好きな仕事+営業」が絶対に必要になる。ラーメン屋で起業する人はラーメン作りは得意でも、営業ができなければ当然存続できない。ラーメンを提供したくても、お客さんを呼んでこないと何も始まらない。

しかし、営業は技術なので努力すれば誰でも身に着けられる。「勉強してまで学びたくない」「営業なんて絶対嫌だ」と思うかもしれないが、少しずつ身につけていけば誰でも営業力は身につく。

たとえば、積極的に情報発信者になりビジネスを認知してもらったり、上手にSNSをビジネス活用をして信用を作っていくなどだ。

2. 受け身・指示待ち

サラリーマンは上司から仕事が降ってくるという性質上、指示待ちでも務まることが多い。だが、独立すると自ら仕事を取りに行く姿勢が求められる。

独立すると外圧や義務がなくなるため、何日も仕事をせずにボーっとすることもできるし、好きな時に海外旅行にもいける。だが、独立や副業で成功する人ほど、自らの意志で仕事に取り組み続けるものだ。

筆者自身も、家事育児をしながら毎日、早朝から夕方まで仕事をしている。サラリーマン時代よりもよほど主体的に行動している。その理由は「止まったら終わり」と考えているからだ。