それを受けて当時の天皇である聖武天皇は仏教に深く帰依するに至り、都に東大寺と盧舎那仏像(奈良の大仏)を建立することで、国を救済しようとしたのです。

こうして出来上がった大仏は、ただの銅像ではなく、国家全体の祈りと犠牲の象徴として今日までその威容を保っています。

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参考文献

奈良時代前後における疫病流行の研究 ―『続日本紀』に見る疫病関連記事を中心に
https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/12272

ライター

華盛頓: 華盛頓(はなもりとみ)です。大学では経済史や経済地理学、政治経済学などについて学んできました。本サイトでは歴史系を中心に執筆していきます。趣味は旅行全般で、神社仏閣から景勝地、博物館などを中心に観光するのが好きです。

編集者

ナゾロジー 編集部