・うつやストレスにつながる可能性がある
4:強迫的ネガティブ思考
・特定のネガティブなテーマに対して、反射的にすばやく反応したり強く固執してしまい、何度も繰り返し考えてしまう
・例えば「私はミスをしたのではないか?」「忘れ物をしたかも」という不安が何度も湧き上がり、ずっと確認せずにはいられない
・反復的で強迫的な思考パターンと関連する可能性がある
この研究により、「ぼんやり思考」には異なる種類が存在し、それぞれが異なる心理的影響を持つことが明らかになりました。
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この研究の発見は、私たちのメンタルヘルスにも大きく関係しています。
例えば、「固着型ネガティブ思考」に陥りやすい人は、気づかないうちに自分の思考がストレスや不安を増幅させている可能性があります。
一方で、「保護的ポジティブ思考」の割合を増やすことで、心理的な回復力(レジリエンス)を高めることができるかもしれません。
今後、こうした思考パターンを改善するためのトレーニングや、認知行動療法(CBT)と組み合わせた新しい治療法の開発も期待されます。
次にあなたが「ぼんやり」と考えごとをしているとき、それがどのタイプの思考なのかを意識してみるのも面白いかもしれません。
自分の思考パターンを知ることで、より前向きな人生を送るヒントが見つかる可能性があります。
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参考文献
People’s spontaneous thought patterns fall into four main clusters, study finds
https://medicalxpress.com/news/2025-02-people-spontaneous-thought-patterns-fall.html
元論文
Spontaneous thought separates into clusters of negative, positive, and flexible thinking
https://doi.org/10.1038/s44271-025-00201-0